カモミールの効果のポイントをまとめると
⬜︎リラックスできて安眠効果あり
⬜︎皮膚や粘膜を保護してくれる
⬜︎体を温めて風邪症状を緩和
可愛い花を咲かせるカモミールは、優しい香りで心を和ませてくれます。そして、カモミールはあまり知られていないたくさんの効能があるんですよ。効果や使い方を知って、日常生活に取り入れてみてくださいね。
カモミールの特徴
カモミールは、もしかしたら世界中で最も親しまれてきたハーブかもしれません。古代エジプトの時代から、すでに薬草として利用されてきたんですよ。日本に伝え合ってきたのは江戸時代と言われています。交易のあったオランダとポルトガルからもたらされるようですね。
日本では「カミツレ」
カモミールは日本では「カミツレ」という名前で親しまれてきました。ハーブティーとしてよりも、薬として使われてきた歴史があります。
カモミールの効果
カモミールにはリラックス効果だけではなく、いろんな効果があるんです。
①安眠効果
「青リンゴの香り」と評されることの多いジャーマンカモミール。とってもフルーティな香りで、イライラを鎮めてくれる効果があるんです。そして、リラックスできるので安眠効果があるんですよ。疲れすぎて眠れない、ストレスで寝付きが悪いと感じたら寝る前に1杯のカモミールテォーはいかが?暖かいハーブティーだと、お腹も温まってさらに眠りやすくなりますよ。
②皮膚や粘膜を守る
自然療法大国のドイツはカモミールティーを濃い目に淹れてマウスウォッシュに使います。抗炎症作用があって歯肉炎や口内炎の治療にも効果的なんで保湿効果も高くて、入浴剤やシャンプー、リンスなどの様々なスキンケア用品に使われています。さらに胃の粘膜を保護する働きもあるので消化器系にも効果アリです。過敏性腸症候群や胃潰瘍など、ストレスからくる胃の不調を改善してくれます。
③風邪の初期症状に
カモミールには体を温めて発汗させる効果もあるので風邪の日か初めにもってこいです。症状の軽いうちにカモミールティーを飲んでゆっくり休むといいですね。
④アレルギー症状の緩和
花粉症などのアレルギー症状の緩和にもカモミールティーが役に立つんです。お茶の蒸気を吸い込むだけで、つらーい鼻づまりがちょっと楽になりますよ。ただし、ブタクサアレルギーの人は注意してくださいね。
⑤糖化を防ぐ
肌を衰えさせる原因の一つに「糖化」というものがあります。これは、エネルギーとして消費されなかった糖が体内のタンパク質と結びついて起きるもの。「糖化タンパク質」というものができて、肌を老化させちゃうんですよ。カモミールは、この仕組みを防ぐ効果もあるので注目されています。
美味しい飲み方
せっかく飲むなら、美味しく淹れて飲みたいですよね。ティーパックでも美味しいですが、ドライハーブを蒸す淹れ方も覚えておきましょう!淹れ方はとっても簡単です。まず、ダライハーブ山盛り1杯に熱湯150mlを注ぎます。そして3分置いたら出来上がりです。ハーブティーに慣れていなくて飲みづらさを感じたらミルクやはちみつをプラスするとベターです。はちみつを入れると甘くなってお子さんでも飲みやすいですよ。